プロやアマチュアを問いませんが、それまでスポーツをやっていた方たちが現役を退いた後に、生きている実感が湧かずに、その実感を求めて、危険な行動を起こしたり、危険な状況に身を投じてしまうことがあります。
例えば、猛スピードで自動車を運転したり、
あるいは麻薬や覚醒剤に手を染めたり、
あるいは後進や青少年を指導するときに異常に厳しくなったり。
どうしてそのようなことが起こるのでしょうか?
実は、それまでの競技生活で、アドレナリンやノルアドレナリンなどの激しいスポーツのために必要な神経伝達物質が(脳と小腸から)大量に分泌されており、そのことにすっかり慣れていました。
ところが、現役を退くとそのように神経伝達物質が分泌されることがなくなるので、生きている実感が湧かなくなるのです。
そのような方は、ソマティック・エクスペリエンスのセッションを受けることを通じて、自律神経系の小さく活性化で満足できるように整えることで、より少ない神経伝達物質が分泌される状況(長い引退後の人生)に適応してゆくことができます。
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